2011年8月27日土曜日

復興支援・展覧会スタート

本日27日より、工房集にて、
るんびにい美術館&unico作品展「感!生!生きることの共振 岩手・福島からのメッセージ」
がスタートしております。



「るんびにい美術館」「unico」、
どちらも工房集の作品とはまた違った魅力。
その人らしさを大切に、だからこその“違い”。
加えて、生まれる場の雰囲気。
“復興支援”抜きにしても、見応えあります。必見です。

グッズは、2か所に加えて、
そこから声をかけていただき、広がりました。

岩手より、
・「工房てんとう虫」(岩手県一関市川崎町)
・「ヤナンの園 小さき群の星」(岩手県二戸郡一戸町)
福島より、
・「すばる作業所」(福島県須賀川市東町) 
・「ふぁみりかん」(福島県郡山市大槻町)
・「南相馬ファクトリー」(福島県南相馬市原町区)


売り上げは直接、東北の作った方々に届きます。
そして購入していただいた方の手元には、グッズや感動が残ります。
展覧会を通じて、つながる、感じる、想う、
ぜひ、そんな機会にしてほしいと願っています。

そして、工房集“復興支援”ポストカード
3枚で500円。
こちらも全額、東日本大震災で被災した
障害のある人への支援に使わせていただきます。
今回の展覧会から販売いたします。
また急遽、原画の展示も同時に行うことになりました。
初披露となる大倉史子「梅」(このモチーフはたった1点です)。
パリでの「アールブリュットジャポネ展」の際に、
在仏日本大使館に展示されていた齋藤裕一「日本」。
などなど、どれも必見です。


ぜひぜひ、いらしてください。
9月9日の金曜日までです。
日曜日はお休みですので、お気をつけください。

るんびにい美術館&unico作品展
「感!生!生きることの共振 岩手・福島からのメッセージ」
2011年8月27日(土)-9月9日(金)
10:00-17:00  (日)は休み (土)のみカフェオープン
工房集ギャラリー
作品・グッズの売り上げは、各施設に全額寄付します。

2011年8月12日金曜日

工房集“復興支援”ポストカード

工房集ができること。

障害のあるメンバーが通う場である工房集。
募金活動といった間接的な支援だけではなく、
「自分たちだって力になりたい」。

好きなこと・得意なこと、
日々、向き合っていること、
そこから生まれた作品、
その作品で、力になれないだろうか。

そこで、
社会福祉法人みぬま福祉会の各施設の作品、
作者の想いを汲み取り、確認した上で、
“復興支援”ポストカードを制作しました。

13作品、左上から、
齋藤裕一「日本」 (川口太陽の家・工房集)
大倉史子「梅」 (川口太陽の家・工房集)
・田中悠紀「茶太郎」 (川口太陽の家・工房集)
渡邉あや「飛行機」 (川口太陽の家・工房集)
尾崎翔悟「オリジナルバージョン」 (川口太陽の家・工房集)
・横山涼「魔の鋼」 (浦和太陽の家
・岡田亜弓「スイーツ」 (川口太陽の家・じゅうに)
成本忠臣「ナリモト」 (太陽の里
・田島絵里「無題」 (大宮太陽の家
・土屋莉恵「うま」 (蓮田太陽の里「大地」
・柏葉康之「無題」 (川口太陽の家・サンだいち)
・福島香織「え」 (蓮田はすの実作業所
・林直登「無題」 (川口太陽の家・あおぞら)

初めて目にするというメンバー、作品もあるのではないでしょうか。
どれもこれまでにポストカードにしたことがない新しい作品です。

宛先面も、特別なデザインに。


好きなもの3枚選んでいただいて500円。

このポストカードの売り上げは全額、
東日本大震災で被災した
障害のある人への支援に使わせていただきます。

そして、
8月27日から工房集ギャラリーで始まる、
るんびにい美術館&unico作品展「感!生!生きることの共振 岩手・福島からのメッセージ」
にて、販売をスタートいたします。

2011年8月5日金曜日

岩手・福島 スタッフからのメッセージ

8月27日から工房集ギャラリーで始まる、
るんびにい美術館&unico作品展「感!生!生きることの共振 岩手・福島からのメッセージ」

この展覧会で作品を出展する2つの施設のスタッフから、
「3月11日から今、現在まで、
日々のメンバーの様子、表情、そして表現活動を見ながら、
感じたこと。」
を文章にしていただきました。


ご紹介させてください。


2011年3月11日。
あのとき、僕はアトリエのメンバーに机の下に隠れるように大きな声で叫んでいた。
幸い誰1人怪我などもなかったものの、
何か大きな見落としがなかったか、ふりかえることがある。
7月の初めに、地震で壊れたアトリエの天井工事が終わった。
淡々と制作を続けている作り手たちの姿とあわせて、
ようやく3月11日以前の風景が取り戻されてきたように見える。
今まで何があろうとぶれることなくモノ作りをしてきた強者たちは、
今日も何も変わることなく制作をしている。
そう断言したい自分がいる。
でも、そうできない自分もいる。
ただ、彼らの弛みない営みから生まれ出るモノたちに
驚いたり、嬉しくなったり、ときどきがっかりしたり……
そんな日々がまた連なっていくことだけは強く信じていたいと思う。

るんびにい美術館  村井 資


unicoの活動拠点は、この数カ月で世界中に名が知られた「福島県」です。
3月11日の震災以後、私たちはたくさんのことを実感しました。
「実感。地震の怖さ」
3月11日の夕方、今まで経験したことのない、大きく長い揺れ。
揺れの怖さもさることながら、徐々に明らかになる各地の被害の凄まじさに、
みんな無言でTVを見つめていました
「実感。お水や空気の大切さ」
震災後の断水で、煮炊きに困り、お風呂に困り、トイレを流す水にも困る有様。
給水が始まるまで、水の確保に必死でした。
水道が復旧した今ですが、放射能汚染による飲み水への不安は続いています。
また、空気中の放射能汚染拡大が報道される中で、外での活動を見合わせる日々が続きました。窓も開けられず、外へも出られず、
ガラス越しに外を見るだけの水槽の金魚の気持ちがわかった気がしました。
現在では空気中の汚染物質飛散は落ち着き、ほぼ今まで通りの活動を再開しています。
「実感。人を想う気持ち。つながり
物・心両面で、たくさんの「大丈夫?」を皆さんからいただきました。
ひとつひとつの気持ちが、私たちの元気に、力になったのを実感しています。
心よりありがとうございます。
心配いただいた皆さんとのつながり、
今回の作品展をきっかけとして知り合えた皆さんとの新たなつながり。
このつながりを大切に、unicoは前進してゆきます。

あさかあすなろ荘  岡部 兼芳


現場で感じたこと、感じていること。

2011年8月1日月曜日

なかがわまちアートフォレスタ2011

栃木県那珂川町の里山に建つ
明治大正の面影を残した小学校の校舎を再利用して
2001年に開設された「もうひとつの美術館」。

これまでにも、工房集は、
2010年夏の「アート&クラフト&グッズ展」、
2005年秋の「魔術師の絵具箱・展
2つの展覧会で作品を出展させていただいています。

そして今回は、
なかがわまちアートフォレスタ2011」。
チラシ表pdf チラシ裏pdf
8月10日(水)から8月28日(日)まで。

全国から応募された200点を上回る入選作品と、
招待された8名の栃木県ゆかりの現代アート作家の作品が、
「もうひとつの美術館」を中心に那珂川町の17会場に展示されます。
美術館だけではなく、道の駅や商店にも、
それぞれを回ってスタンプを集めると“ころぼっくる”がもらえるという、
スタンプラリーにもなっています。

工房集、そして母体となる社会福祉法人みぬま福祉会からは、

野口敏久、鶴岡一義、佐藤剛&小山健太、白田直紀、じゅうに(金子慎也他)、
足立直久、岡田亜弓、大橋直行、関翔平、齋藤裕一小森谷章
西川泰弘佐々木華枝渡邉あや、三角賢治、納田裕加、田中悠紀、
横山明子大倉史子佐々木省伍、栗原和秀、柴田鋭一野田夢友

23名の作家、31の作品が入選しました。

それぞれの作品がどんな場所に展示されるのか。
「森深い夏の里山は新たな発見の場-アートの森[フォレスタ]として
生まれかわります。」とのこと。

ぜひぜひ、実際に足を運んで、
空気とともに、出会いを楽しんでください。


第2回なかがわまちアートフォレスタ2011
8月10日(水)-8月28日(日)
会場:栃木県那珂川町各所
主催:特定非営利法人もうひとつの美術館

もうひとつの美術館
開館時間:10:00~17:00(ご入館は16:30まで)
休館日:毎週月・火曜日(休日開館)
栃木県那須郡那珂川町小口1181-2
Tel&Fax:0287-92-8088