2013年8月23日金曜日

「うふっ。どうしちゃったの、これ!?~埼玉の作家たち」


昨年12月に、埼玉県立近代美術館で開催された
埼玉県内から公募した作品を、
同じく県内の福祉施設の職員や学生が、
ワークショップ形式で企画・運営をした企画展。
「どうしちゃったの、これ?」って口にしてしまうような、
オモシロい作品が、埼玉にもワンサカあることに気付かされました。
同時にワークショップのメンバーをはじめ、
こうした動きがどんどん浸透しつつあると実感できました。
共感・共有できる仲間が増えました。
今年も、展覧会の開催が決まっていて、すでに動き出しています。

そして、この度、8月29日から、
東京・アーツ千代田3331にある「A/A gallery」にて、
出展作品の中から、さらにピックアップした展覧会が行われることとなりました。

シリーズ「存在と生活のアート」の第8弾として位置づけられているこの展覧会。
そこには
『表現されたモノだけでなく、そこから生まれる「コト」も含めて立ち現れるアート。
「人間が生きる」をさまざまな形で見せる展覧会シリーズです。』
とあります。

ただ、作品を公募して美術館に展示するだけではなく、
そこに至るプロセスをワークショップ形式にして、
関わる人たちの思いも形にしてきた展覧会。
展覧会を継続していくことで、
工房集のような活動、
「どうしちゃったの、これ」と微笑んでくれる人、
自分も表現しているという人、自分でも表現したいという人、
ウチにはこんなスゴいものをつくっている人がいるんだと発信したい人、
もっともっと増えていけばというコンセプト。
そのコンセプトが生み出した埼玉の中での新しいつながり、うねり。

作品を展示するギャラリーですので、
なかなか熱まで伝わるのは難しいかと思いますが、
(ぜひこちらは、一緒に参加してくださる、もしくは埼玉での展覧会で)
作品の魅力は全開です。

工房集からも、
緑川悠貴
 箕田哲実

2人の作品が出展されます。

期間中、9月7日(土)には、関連トークイベントとして、
展覧会やワークショップのディレクションを担当された中津川浩章さんと、
ワークショップのメンバーを中心に、展覧会づくりを通して見えてきたことを、
福祉施設と地域の2つの目線から話し合います。

どちらも、ぜひ。


シリーズ 存在と生活のアートVol.08
「うふっ。どうしちゃったの、これ!?~埼玉県の作家たち」
期間:2013年8月29日(木)-9月15日(日)
時間:11:00-19:00 木曜-日曜のみ開廊 9月13日(金)は17:00まで
会場:A/A gallery 東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 #208
主催:NPO法人エイブル・アート・ジャパン
協力:埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会事務局

関連トークイベント
「障害とアート研究会」
2013年9月7日(土)15:00-
参加費 500円(1ドリンク付)