2014年2月5日水曜日

~埼玉県の作家たち~ コラボレーション展


2月11日(火)より、埼玉県の作家たちが工房集に集まります。

工房集では、これまでアトリアでの「アートが生まれる場所」のように
何度かコラボレーション展という形式を実施してきました。
これは日本全国で表現活動を積極的に展開している施設と
様々な価値を共有していこうというグループ展でした。
今回は、埼玉県障害者アート企画展を通じてつながった埼玉県の施設や
障害のあるアーティストにお声掛けして展覧会を開くことになりました。
活動の内容やプロセスは様々ですが、根幹ではつながっています。
自分たちが暮らしの活動している埼玉県でのつながりを大切にしていきながら
表現活動を通じてこれからの社会を考えていきたいと思います。

美術家/工房集アートディレクター 中津川 浩章       


埼玉県では、昨年から、
県内の福祉施設職員や学生が、ワークショップ形式で、企画・運営をする
埼玉県障害者アート企画展「うふっ。どうしちゃったの、これ!?」が行われていて、
県内各地からオモシロい作品がワンサカ発掘されています。
同時に、
こうした表現活動に可能性を感じる福祉施設職員や家族も、
どんどん増えてきています。

盛り上がる埼玉。
そんな地元・埼玉での工房集の役割。

「作品を展示する場として」。
今回の展覧会「コラボレーション展~埼玉県の作家たち~」を、
工房集ギャラリーを会場に、企画しました。
1月初めに浦和・埼玉会館で行われた
『「うふっ。どうしちゃったの、これ!?今年もよ!」感、歓、楽、愕!!!』より、
出展作家の作品をセレクト、しかもそこでは展示していない作品を展示いたします。
まだの人はもちろん、1月に観た方もより深く向き合っていただきたいと思います。
工房集のメンバーの作品も展示します。


「つながる場として」。
初日の11日(火)には、13:00からトークイベントを行います。
今回は、話す聞くの一方的なものではなく、
アートディレクターである中津川さんを中心に、工房集スタッフ、
そして出展作家が所属する福祉施設職員の方々、
さらに、トークイベントに参加していただいた方々、
丸くなって、それぞれが抱いている想いや願い、悩み、
みんなで共有できたらと考えています。
ぜひ、多くの方に参加いただければと思います。
福祉施設職員に限らず、様々な立場、角度からの視点があるとより深まります。
もちろん、トークに直接参加せず、それぞれのやり取りを聞いているだけでも、
可能性の広がりを感じている生の声、とても興味深いのではと思います。

埼玉県の中でのつながり。ネットワーク。
根幹の部分を大切に、共有しながら、
もっともっと大きくしていきたいと思います。
そして、もっともっとたくさんの人にスポットが当たるようになればと願っています。


コラボレーション展「うふっ。どうしちゃったの、これ!?~埼玉県の作家たち~」
日時:2014年2月11日(火・祝)-2月21日(金) 10:00-17:00
会場:工房集ギャラリー 川口市木曽呂1445
入場料:無料
企画:工房集

・トークイベント「表現活動の魅力・可能性」
2014年2月11日(火・祝)13:00-15:00
工房集アートディレクター中津川浩章氏と工房集スタッフ、
参加施設スタッフによるトークイベント。

・集カフェ 3日間オープン
2014年2月11日(火・祝)、2月15日(土)、2月16日(日)
薫り高いコーヒーと手作りケーキが好評の集カフェが、
3日間限定でオープンします!